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2021.3.15 オーラルフレイルってなに?

こんにちは、管理栄養士 宮本です☺️

さて、この度は最近よく聞く「オーラルフレイル」についてまとめてみました!

オーラルフレイルとは
老化に伴うお口の変化
(歯の数が減ったり、噛む力・飲み込む力などが低下などなど)

自分自身がお口の中への関心が低下 や 心や身体の能力が低下
することによってお口の機能が衰えていき食べることができなり、
身体の虚弱につながる負の連鎖のことをいいます

では、オーラルフレイルの第一歩としてどんなことが起こるでしょうか

レベル1「口の健康リテラシーの低下
口の健康に対する関心がなくなり、
最終的には歯周病(歯の骨が溶けてしまう病気)や残存歯の数の減少のリスクが高まる状態です
痛くもないし、年だから歯医者も行かないでいいか。。なんて考えが第一歩です

虫歯ができてから、虫歯が痛くなってから歯医者に行ったらいい という考えの方大丈夫ですか?
歯がグラグラしてる方、歯周病進行していませんか?

お口の健康状態把握のためにも定期的な検診は大切になってきます。

 

レベル2に進むと、「お口の小さなトラブル」が出てきます👅
「なんだか滑舌がわるくなった」「食べこぼしが多くなった」
「食べるときにむせることが増えた」いったことが出てきます
硬いものが食べにくいから柔らかいものを食べよう🍮
という食事選びが習慣化するとお口の機能低下が進みます
(と言って、無理に硬いものを食べるものをいいとは思いませんが)
この段階で気づき予防に走るか走らないかで大きな分岐点となるようです
自覚症状があるのに どうせ年だから と放置しておくと
レベル3「お口の機能低下」に続きます
咬合力(噛むときの力)の低下、舌の運動低下などがおこり
食べれるものが限られ栄養低下(栄養障害)へのリスクが高まります
舌の運動は食べることに関係無さそうですが、噛んだ食べ物を塊にしたり、

食べ物を飲み込む時に舌の力が重要になってきます。

レベル4「食べる機能障害
食べ物を小さく噛み砕く力や飲み込む力がなくなり、要介護状態や運動・栄養障害に陥る段階です

まさかここまで!?と思うかもしれませんが、私たちの身体は年々衰えていきます
加えてお口の環境状態が劣悪だと自らを追い込んでしまいます🦷

虫歯がないから歯医者に行かなくていい時代は終わり、
口腔内を清潔に保ち、自分の歯を守ることで食べれる状態をキープすることが大事な時代となりました。
前職では老人施設にいましたが、食べたいものを食べられない方は多くいました。
私はそんな人を減らしたいと思い歯科に勤め始めました。
少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです😃
こうもと歯科では3つの方法で口腔機能の診断をしています
①舌圧測定器・・舌の力が低下するとおしゃべりや飲み込むことが難しくなってきます👅
②グルコセンサー・・噛む力を測定できます、食べられない食品が増えてくると低栄養を起こします👄では、日頃からの対策はできないのでしょうか

もちろん、おしゃべりをすることも大切です!が、

さらに2つのトレーニング方法をお伝えします
①開口訓練
無理のない程度にお口を最大に開いて10秒キープ
お口を閉じて10秒キープ
これを5回繰り返して下さい

②舌のストレッチ
大きくお口を開け舌を最大に出します👅
次に上唇を舌先でタッチ
左右の口角も舌先でタッチ
この流れを3回繰り返してください

舌は味を感じる場所でもあり、おしゃべりをしたり、飲み込むときに重要になります
治療中お口を見ると舌の萎縮がある方も見られます
舌の機能を衰えさせます、しっかり水分補給をし、口呼吸を心がけることも重要です
好きなものを食べるためにしっかりとお口をケアしていきましょう☺️

 

不安なことありましたら気軽にスタッフにお声掛け下さいね