こんにちは、管理栄養士 宮本です。
12月に入ってさらに寒くなって、特に帰宅時間の寒さが辛いです😥
私は寒いのが苦手なので、これからまだまだ寒くなると思うと億劫です。。
こうもと歯科は冬場もコロナ対策で窓を開放しているので、暖かい格好でご来院くださいね!
さて、今回はちょっと日常で気になることがあったのでこんな題材です。
私の祖母は88にしては活発でよく喋りよく食べるタイプです
しかしながら、5年くらい前に誤嚥性肺炎にかかりました、
誤嚥性肺炎とはなんなのかと言うと、
本来ならば胃に行くはずの自分の唾液や食事などが肺の方に入ってしまい(誤嚥)それらが原因になって肺炎を起こすことです。
日本の死因、第7位にもなっています。
母が祖母の異変に早期に気づき、病院へすぐ連れて行ったことから点滴と自宅療養で治り今も健在なのですが
祖母が80に差し掛かったあたりから水分で誤嚥をし咳をする機会が増えました
始めは「急いで飲んだから」などと笑っていましたが、回数は増えていきました。
始めは笑っていた家族も顕著にうんざりと言った態度を示すようになりました
すると祖母は咳を我慢するようになったのです
これはだめだと、私は家族に「咳を思う存分させないとだめだ!」と言ったのですが、
これは咳に異物を押し出すと言う大切な役目があるからです。
食事中に他人の咳が聞こえるとあまりいい気持ちがしない人もいると思います。
しかしながら、気道に入りそうなものを追い出そうと必死なのです。
なので、今はコロナなどで神経質になっている時期かもしれないけれど
特に小さい子や高齢者の食事中の咳には寛容になっていただきたいと思うのです。
(咳の飛沫をハンカチやお袖などで防止することは前提として、、)
咳のしやすい環境を作ることも大切です。
足の底が床につくように、つかなければ本などで踏ん張りのきく足場を作るようにしてください。
咳をするときに背中をさすりたくなりますが、グッと堪えて存分に異物が去るまで咳をさせてあげてください。
ただ、不顕性誤嚥と言うものもあります
それは異物が入っているにも関わらず咳が出ないことです
例えば、うがいをしたり水を飲んだ後に喉がゴロゴロと音がする
もしくは、声が変わる(二重になる)などの症状が現れたら
本人に自覚がなくても咳ばらいをするように促してください。
誤嚥性肺炎を防ぐ方法として
咳や咳払いをして気道に向かいそうな異物を押し出すほかに
お口のお掃除があります。
これは唾液の中の細菌を減らしておくことで、万一誤嚥した場合でもリスク軽減できます。
最近、お口のお掃除に来ていないなと言う方はお知らせください。
少し、感情がこもりすぎてしまっていますが
これからの季節、コロナウィルス関係なく体調を崩しやすくなります
皆さんが元気で楽しく、おいしいものを食べられるように微力ながら応援したいと思っています。
年末もあたたかいものを食べて
体調を崩さないように気をつけましょう!